闇金とは?弁護士が教える闇金のすべて

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闇金とは何なのか?弁護士が教える闇金のすべて

今あなたが利用している金融業者は、もしかしすると闇金かもしれません
しかし闇金という言葉だけはよく目にしても、よく理解できていない人も多いでしょう。

今回は、闇金特徴・手口・取り立ての3つの観点から解説していきます。
闇金とは一体何であるのかをきちんと理解し、その不安を取り除いていきましょう。

1.  闇金とは?

闇金とは一体何なのか?

闇金とは、正規の金融業者としての登録を済まさず、異常に高い金利など違法な手段で債務者からお金を搾取する業者のことです。
お年寄りから学生、また主婦の方を含めた幅広い年齢層の人が被害に遭っています

闇金は、下記に代表されるような様々な違法行為を行っています。

  • 賃金業者として無登録での営業(5年以下の懲役、1千万円(法人の場合1億円)以下の罰金)
  • 法外な高金利(5年以下の懲役、1千万円(法人の場合3千万円)以下の罰金)
  • 正当な理由のない夜間の取り立て
  • 勤務先など居宅以外への電話や訪問(2年以下の懲役、3百万円以下の罰金)

闇金は、金融業者を装って人々に忍び寄ります。
しかし闇金の多くは貸金業者としての登録をせず、正規の金融業者としては存在しないのです。

その実態は、詐欺を生業とするれっきとした犯罪者集団なのです。

2.  闇金の9つの特徴

当てはまれば確実に闇金である9つの特徴

続いて、多くの闇金に共通した9つの特徴をご紹介していきます。

いまあなたが利用している貸金業者が闇金ではないか、判断する手立てとしてください。

2-1.  広告が目立たない場所にある

闇金の広告は、一般の人々には目立たない場所に潜んでいます。
一般の金融業者が出稿するような、電車やバスの広告またはテレビCMでの宣伝は行いません。

特に多重債務者などのいつもお金が足りなくて困っている人をターゲットにして、闇金は広告を出します。
そして闇金の広告は、以下のような場所でよく見かけられます。

  • 駅前のプラカード
  • スポーツ紙などの広告枠
  • 三流ゴシップ雑誌の広告枠
  • 迷惑メール
  • インターネット掲示板
  • ホームページ
このように、多くの人には目につかぬようにこっそりと営業を行っているのです。

あなたが利用している金融業者は、一体どこで知ったものだったでしょうか?

2-2.  どこかで聞いたような名称をしている

闇金は大抵、どこかで聞いたことがあるような名前をしています。

これは、闇金業者であると疑われないようにするためです。
銀行や消費者金融など人々の耳にもなじみがある名前を利用することで、油断させておびき寄せるのです。

2-3.  貸金業登録番号の記載がない

貸金業を営むためには国や自治体への登録が必須であり、正規の貸金業者はそれぞれ貸金業登録番号を持っています。

しかし闇金は正規の登録を済ませていないため、登録番号を持っていないのです。
したがって、登録番号を広告やホームページなどに記載することができません

なお、正規の貸金業者は番号を分かりやすく表示することを法律で義務付けられています。
掲示されている広告やサイトに貸金業登録番号の記載がなければ、まず闇金とみて間違いないでしょう。

2-4.  貸金業登録番号がデタラメである

貸金業登録番号が表示されているからといって安心はできません。
公開されている貸金業登録業者のリストを見て、番号が虚偽の記載でないかを確認しましょう。

【注】貸金業者の貸金業登録番号が正規であるかどうかを金融庁の登録貸金業者情報検索入力ページから調べることができます。

金融業者をご利用中の方は、その業者の登録番号が正規に登録された番号であるかどうかを確認しておきましょう。

2-5.  都(1)金融である

都(1)金融とは、東京都知事からの許可を得て、消費者金融として登録を済ませてから3年未満である賃金業者を指します。

貸金業者は正規の運営を行うにあたって、最初の貸金業者登録を済ませた以降でも3年ごとの登録更新が必要です。
実は貸金業者としての最初の登録は、要件さえ満たしていれば比較的容易に済ませることができます。

都(1)金融は正規に登録された貸金業者ではあるものの、一度目の更新を終えていない状態であるためまだ信頼度が低いのです。
最初の登録は適当にこなして、その後は違法に貸金業を行っている闇金の可能性も非常に高いのです。

2-6.  連絡先が固定電話ではなく携帯電話

闇金は事務所の連絡先として、固定電話ではなく携帯電話の番号を使います

債務者や警察から居場所を特定されないように、固定電話を設置しないのです。
闇金の多くは、携帯電話でやりとりを行っています。

貸金業者の連絡先が090や080から始まる番号である場合、ほぼ間違いなく闇金でしょう。

2-7. 審査が異常に早く通る

闇金は、ほとんど審査をすることなく融資を許可します。
無審査といっても過言ではないでしょう。

そもそも闇金のターゲットとなるのは、一般の消費者金融ではお金を借りられなくなってしまった人たちです。
お金の貸し手が見つからないという、人の弱みにつけ込んで運営を行っているのです。

闇金は異常なまでの高金利で融資をしますので、一度お金を貸して債務者を借金漬けにしてしまえば、半永久的にその人からお金を巻き上げることができます
したがって、融資ができるのなら誰だってよいのです。

闇金はあらゆる手段を使って追い込み、お金を回収します。
脅しに利用するための個人情報さえ把握ができれば、闇金はすぐさま融資を始めます。

一方、審査もそこそこに融資を受けてしまったが最後、さらに借金まみれの生活を送ることになるのです。

2-8.  契約を書面に残さない

闇金は契約を書面に残しません
融資額や返済期限でさえ、口約束で済ませてしまうこともあります。

なぜなら債務者との契約など、破ることが前提だからです。
契約などはせず、自由に法外な金利を設定して恐喝すればお金が得られるのです。

契約における一連の手続きが書面に残されなかった場合、その業者は闇金といってよいでしょう。

2-9.  家族や職場の情報を要求してくる

闇金は契約の際、周囲の人の連絡先を要求してきます

これは返済を滞らせた場合、周囲の人を利用して脅しながら取立てをするためです。
例えば家族や親戚、さらに職場の同僚や友人の連絡先を利用します。

債務者にとって、周りの人々を巻き込むまでにトラブルが発展してしまうのは最も避けたい状況の一つです。
この点を利用するために、闇金は周囲の連絡先を把握しておくのです。

2-10.  融資までの過程が不自然

正規の優良な金融業者であれば、正しくお金を借りられるような分かりやすい手順で融資が行われます。

一方の闇金は、融資するまでの流れが不自然であることが多いです。
それは、闇金が法の抜け穴をかいくぐるためです。

  • 商品を買わせる
  • ツケを利用する
など、闇金では余計なプロセスを踏んで融資が行われます。
上記の行為に心当たりがある場合、ほぼ間違いなく闇金と疑ったほうがよいでしょう。

3.  闇金の8つの手口

闇金の多種多様な9の手口

さてここまでで、貸金業者を闇金と判断するためのいくつかの特徴を理解できました。

次に、闇金がよく用いる8つの手口について見ていきましょう。

3-1.  クレジットカード現金化詐欺

クレジットカードを現金化させる方法は、近年被害が増えている闇金の手口の1つです。
クレジットカードのショッピング枠を用いて融資を行うと言うものです。

まず、クレジットカードで高額商品を購入します。
次に、購入した商品を闇金に送ります
その商品は元の8割程の値段で闇金に買い取られその分の現金を融資するのです。

しかし現実には、事前に約束された買取額が守られなかったり、手数料などの名目で買取額が大幅に下げられたりというケースが後を絶ちません。

このようなクレジットカードの現金化を利用した闇金の手口は、近年ますます被害が増えています。

3-2.  架空請求

インターネットの台頭によって再び注目された架空請求ですが、これは昔からある手口の一つです。
闇金が融資した金額に法外な利息を上乗せして請求を行うのです。

一度でも相手と連絡を取ろうものならば、矢継ぎ早に利息を追加されたり返済の催促をされてしまうため、まともに解決もできません。
実は架空請求も、やっていることは闇金と同じなのです。

3-3.  キャンセル料の請求

闇金からの融資をキャンセルした際に、キャンセル料を請求される場合があります。

実際、融資をキャンセルすること自体はよくあることです。
融資を受ける前に業者が闇金だと気づいたり、もしくは法外な金利を提示されたりすることで、闇金からお金を借りる寸前で留まるのです。

しかし闇金は、融資をキャンセルされるやいなや怒り出し、乱暴な理由をつけてキャンセル料を請求してきます。
これも闇金がよく用いる手口の一つであり、もはや単なる恐喝です。

【注】闇金に融資をキャンセルさせてもらえず困っている方はキャンセルできない闇金と決別するための6つの行動を確認してください。

3-4.  完済させない

1人が完済してしまえば、闇金にとってはその時点で一つの収益源を失ってしまいます。
その一方、いつまでも借金漬けにして高い金利を請求し続ければ、むだな労力をかけることなく利益を上げられます。

そこで、闇金は何かと理由をつけて利用者を完済させないのです。

初めからきれいに完済できても、闇金にとっては大きな利益にはなりません。
金利を効果的に膨らませて利益を出すためには、より長く繋ぎとめておかなければならないのです。

そこで闇金は「返済の前日に連絡がなかったので返済を受け付けない」などと、無茶苦茶な理由をつけて完済させません
このような手口も、闇金ではよく用いられます。

3-5.  約束以上の金利を請求してくる

闇金は犯罪者集団ですから、そもそも約束を守る気などまったくありません。
口約束した以上の金利の支払いを要求してくるのです。

低金利での融資をうたっているケースでも、多くは融資後に約束以上の高金利を請求してきます。
ですから、いわゆるトイチやトサンという金利設定は見せかけにすぎず、実際の請求はさらにとんでもない額になることもあります。

【注】トイチやトサン?まずは知っておきたい「闇金に正しく対処するために。まず知っておきたい闇金用語集!を確認してください。

このように約束を破ったりと、なんでもありなのが闇金の手口なのです。

3-6.  押し貸し

押し貸しとは、利用者が頼んでいないにも関わらず闇金が一方的に融資を行い、利息を含めて返済を要求するという手口です。

闇金は、街頭アンケートネット販売などを通して口座情報を手に入れ、押し貸しのターゲットにします。
また一度でも闇金を利用したことがある人に対しても、過去の口座へ一方的にお金を振り込むことで押し貸しをします。

押し貸しは、口座情報がネットから流出してしまっただけというような、過去に闇金を利用したことがない人に対しても行われます
これは闇金の手口のなかでも、ひときわ悪質な手口です。

【注】押し貸しについては詳しくは「押し貸しされたときの原因と対処法は?弁護士が解説をご確認してください。

3-7.  ジャンプ

ジャンプとは、闇金が返済の延期を承諾するかわりとして手数料を請求する手口です。

利用者にとっては返済を遅らせられますが、元金自体は1円も減らず、むしろ支払い額は増えるのです。
逆に、ジャンプによって得られる額が大きくなる闇金にとっては、非常に都合のいい方法なのです。

その実態は、利用者がいつまでも完済をすることができずに膨らんでいく金利と手数料を払い続けてしまうことがほとんどなのです。

【注】ジャンプの被害にあっていると感じる方は闇金からジャンプを提案されたときの対処法をご確認ください。

3-8.  悪質ファクタリング

悪質ファクタリングは、個人ではなく法人が闇金の被害に遭うパターンの一つです。
ファクタリングとは、法人が持つ売掛金を買い取ってもらうサービスです。

悪質なファクタリングには、以下の特徴があります。

  • 買取額が最初に伝えられた額と違う
  • 手数料という名目で買取額を大幅に下げられる

闇金がターゲットとするのは、一般の個人ばかりではありません。
法人でさえ、騙しにかかってくるのです。

【注】悪質なファクタリングの被害にあっている方は弁護士に相談すべき悪質ファクタリングの6つの特徴とその対処法を確認してください。

4.  闇金からの4つの嫌がらせと取り立て事例

闇金との取引後、あなたにも降りかかるかもしれない4つの嫌がらせと取り立て事例

続いて、もしも闇金から借金してしまった場合にどのような取り立てが行われるのかについて、段階に分けて見ていきましょう。

4-1. 嫌がらせと取り立て

まず始めに取り立てや嫌がらせを受けるのは、当然のことながら闇金から借りた本人です。

返済を滞納しだすと、闇金は動き始めます。
メール・電話・家に直接訪問するなど、あらゆる手段で返済するように仕向けます。

闇金を利用するくらいであれば滞納しているお金を返済しようにも、ほかにお金を調達できるツテなど見当たらないものです。
しかし、そんなことは闇金には関係ありません。

「なんとしてでも返済しろ」と、取り立てられます。
そして問題が片付くまで、ひたすらこの取り立てが続くのです。

【注】嫌がらせかも?闇金の嫌がらせについては、闇金からの嫌がらせを受け始めたときの対策方法を確認してください。

4-2. 債務者の家族への嫌がらせと取り立て

本人への取り立てをしているにも関わらず返済が滞っていると、次に闇金は債務者の家族に嫌がらせをするようになります。

「あなたの家族が借金をしているので、あなたに代わりに払ってもらいたい」というのです。
家族であれば肩代わりするのが当然だ、と言わんばかりに嫌がらせをしてきます。

闇金は、債務者の家族を人質として扱います。
債務者本人があてにならないと分かれば、平気で家族まで巻き込んでいくのです

またそうして嫌がらせをうけるのは、大人だけではありません
債務者の子供が小学校低学年であろうと、嫌がらせをしたり、「親に返済するよう伝えろ」などと迫った実例もあります

闇金の取り立ては、周りを巻き込みながら次第にエスカレートしていくのです。

4-3. 債務者の職場への嫌がらせと取り立て

家族と同様に、債務者の職場への取り立ても行われます。

職場の同僚や上司が、本人に対して返済を催促するのを望んでいるのです。
またその嫌がらせの程度は、遠慮がなく半端なものではありません

間髪入れずに電話をかけ、債務者本人だけではなく上司を出すように脅迫します。
そして、上司や役員にまで返済の肩代わりを要求するのです。

さらに、会社の前で社員を待ち伏せして脅迫するといったケースもあります。

4-4. 債務者の家族の職場への嫌がらせと取り立て

最終的に闇金は、債務者家族の職場にまで取り立てや嫌がらせを行います。

債務者が既婚である場合には、配偶者の職場に取り立てが及ぶこともあります。
さらに取り立ての範囲は夫婦だけに留まらず、その両親・兄弟・姉妹・子供をも巻き込みます。
遂には、彼らの職場にまでも被害が及ぶかもしれません。

こうして、闇金の魔の手は思いもよらぬところまで広がっていくのです。

闇金の解決方法

闇金の解決方法として有効なのは、まず弁護士に相談することです。

意外に思うかもしれませんが、闇金と縁を切る方法は闇金にきっちり返済しつづけて完済をすることではありません

実は、闇金からの借金には返済義務がありません
借金を返済しつづけることは、闇金の思うつぼなのです。

とはいえ、法を振りかざして闇金に対抗しようとするのは、非常に困難です。
闇金に関する厄介な問題を解決するには、法律の専門家である弁護士を頼りましょう

弁護士があなたと闇金との間に入ることで、解決へと導いてくれます。

  • 元金・利息・手数料などの債務を一切返済する必要がなくなり、借金が0になる
  • 悪質な取り立て・嫌がらせをストップできる
  • 闇金からの嫌がらせが続く場合にも、警察の力を借りて正当に対処できる

5.  まとめ

闇金は、犯罪者集団です。

特徴・手口・取り立て事例を見れば、闇金がいかに恐ろしいかがお分りいただけるでしょう。
記事で紹介したような特徴・手口・取り立て事例に心当たりがある場合、闇金を疑ったほうがよいでしょう

万が一関わってしまった場合には、一刻も早く関係を断ち切らなければなりません
弁護士の力を借りて、闇金と出会う前の平穏な生活を取り戻しましょう

闇金のご相談は、
弁護士法人イストワール法律事務所

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